たぶん、多くの方が「まだ書いていない。」と答えるでしょう。それは何故でしょうか。
「まだ若いから必要ない。」「今は健康で何も問題ない。」と思っているからでしょうか。
それとも、「残せる財産なんかないから。」と思うからでしょうか。もしかしたら、
「自分の子供達に財産なんか残してやりたくない。」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、私はそういう方達にお伝えしたいです。「若くて健康な内に書いて下さい。」と。
病気になって床に伏せっているあなたに、又は寝たきりになってしまったあなたに、
ご家族の方は「遺言書を書いて下さい。」と言えるでしょうか。
勿論何事もなく平穏無事に毎日を過ごせることが何よりですが、今日、
あなたが事故や何かしらの事件に巻き込まれないと誰かが保障してくれるでしょうか。
別な言い方をすると、「元気なあなただから、遺言書が書ける。」のではないでしょうか。
また、財産と呼べるものは巨額の現金や不動産ばかりではありません。それでも「残せる財産なんかない。」
と本当にお思いでしょうか。又は「自分は死んでしまった後のことなのだから、
皆で適当に上手くやって欲しい。」等と考えていたとしても、あなたのお気持ちはどうですか?
誰かにお話しておきたいと思いませんか?「あなたの想いを残された人達に伝えること。」
も遺言書の役目の一つなのです。
誰に何を残すのか。誰に何を伝えるのか。それを書き記しておく物。それが遺言書なのです。
この問いに対しては多くの方が「書こうと思ったことはある。」とお答えになることでしょう。
では、何故まだ書いていないのですか?
「面倒臭いから。」ですか?「書き方がわからないから。」ですか?それとも、
「なんかいろいろルールがあるみたいで難しそうだから。」ですか?
やはり、私はそういう方達にもお伝えしたいです。「難しく考えないで下さい。」と。
確かに、遺言書を書くにあたり、知っておかなければならないルールは幾つかあります。
それを全て一から学ぼうとしたら大変かもしれませんね。ですが、
そのルール自体が本当にそんなに難しいものでしょうか。例えば、必ず自筆する。とか、日付や氏名を明記する。
とか、印を押す。等の、基本的で雑学的な事柄が殆どです。「遺言書」と聞いただけで、
とても難しいものと勝手に解釈してしまっているだけなのです。
話は変わりますが、私はパソコンが苦手です。マニュアルを読んでも、
書いてあることを理解すら出来ないことが多々あります。そんな時には、恥を忍んで知っている方に聞きます。
するとどうでしょう。こんな簡単な事だったの?と思ってしまう様なことに、
かなりの時間を費やしていたことがバカバカしくなる時があります。
例えは適切ではないかもしれませんが、似た様な事が言えるのではないでしょうか。
まずは調べてみるのも大事でしょう。でも、わからなければ詳しい専門家に聞いてみて下さい。
きっと、「たったそれだけの事?」ということに気付くでしょう。
もしも、「ちょっと興味が湧いてきた。」と思って下さったのなら、もう少し読み進めてみて下さい。
遺言書の書き方を出来る限りわかり易く解説させて頂いているのは勿論ですが、
どの様な方が遺言書を書いた方がいいのか等を具体的な例を挙げて解説させて頂いています。
当ホームページが少しでも多くの方達の参考になると嬉しいです。
また、どうしてもわからないということがありましたら、遠慮なさらずにお気軽にお問い合わせ下さい。
遺言書は、あなたがこの先、安心して暮らして行く為にとても大切なものでもありますが、
それを受け取るであろう方達には、あなたが考えている以上に大切なものになる筈です。
これを機会に、是非ご自分の遺言書のことを今まで以上に考えてみて下さい。
そのお力になれる事を願っております。
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